Alexa-Hosted Skills(Alexa-hostedスキル)ベータ版が使えるようになったということで、早速試してみた様子をご紹介します!
Alexa-Hosted Skillsとは?
Alexa-hostedスキルとは、スキルのバックエンドサービスにAWSクラウドリソースを自動的にプロビジョニングして管理する、新しい機能です。Alexa-hostedスキルでは、スキルの作成、編集、公開がすべてAlexa開発者コンソールで完結します。これにより、すばやくスキルを作成できるので、クラウドサービスの管理に時間を取られることなく、スキルのデザインにより集中できるようになります。
すべての開発者がAlexa-hostedスキル(ベータ版)を利用できるようになりました : Alexa Blogs
これまでスキルを開発する時は、Alexa Developer Console だけでなく、バックグランドのエンドポイントを作成するために AWS Lambda を使ったり、画像や音声ファイルを配信するのに Amazon S3 を使ったり、とあちこちのサービスを行き来しながら作業するのが普通でした。
Alexa-Hosted Skills を使うと、そういった作業が Alexa Developer Console 上に集約されてできるようになるので、短時間で効率よくスキル開発を進められるようになるんだそうです。
これは便利な機能ですね!
Alexa-Hosted Skillsを試してみた
それでは、実際に Alexa Developer Console で新しいスキルを作成してみます。
始めの画面にある、スキルのバックエンドリソースをホスティングする方法で「Alexaがホスト」を選択します。
スキルの編集画面に進むと、これまでなかった「コードエディタ」というタブが追加されています。
コードエディタを開くと、「Hello World!」を返してくれる node.js のサンプルコードが初めからセットアップされた状態になっていて、ここからコードを編集したりデプロイしたりすることができます。
なお、エンドポイントのページを開くと、先ほどのコードの Lambda ARN がデフォルトで設定されていることが分かります。この辺の設定も自動でセットアップされるので、自分でする必要がないんですね。
コードエディタ画面の左下には Cloud Watch や S3 へのリンクが表示されていて、直接そのサービスの管理画面を開くことができます。
例えば、先ほどの S3 のリンクをクリックすると、ダイレクトに S3 の画面が開いてすぐにファイルのアップロードができるようになっています。それぞれの管理画面を行ったり来たりしなくていいので便利ですね。
ざざっと触りまでではありましたが、以上のように Alexa-Hosted Skills が使えることが分かりました。
Alexa-Hosted Skills を活用することで、今まで以上にスキル開発が捗りそうですね!