Alexaカスタムスキルで多言語対応する2つの事例が面白かった

先日、Alexa で多言語対応しているカスタムスキルの事例を続けて見かけたのですが、それらのアプローチがなるほどなーととても勉強になったので、ご紹介したいと思います。

参考にしたのは、下記ブログでの2つのレポート記事。書かれているのは、@kun432 さんです。

ホテルの宿泊客向けスキルの事例

まず1つ目の事例は、「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」で客室やロビーに設置された、宿泊客向けにホテル情報を説明したり、周辺の観光案内をしてくれるというスキルです。

詳しい内容は先のブログ記事や、下記ページをご覧ください。

渋谷にあるホテルともなると、多くの海外旅行客も利用すると思いますが、なんと最大17言語にも対応しているとのこと。すごい。

で、肝心の多言語対応をどうやっているかと言うと、Alexa アプリから「デバイスの言語」を利用したい言語に変更することで、その言語に対応した挙動への切り替えを行っているようです。

下記のような作り方で多言語に対応したスキルを作成しておき、後は言語設定を切り替えて使ってもらうというイメージでしょうか。

第一感として、エンドユーザーにデバイスの設定を変更させる、という操作にちょっと違和感を感じてしまうのですが、現行の Alexa 仕様で実現するとなるとこういう作りにならざるを得ないところなんでしょうか?

市場のお客様向けスキルの事例

もう一方の事例は、大阪の天満市場という人気スポットに設置された、お客様向けに市場内の情報案内をしてくれるスキルです。

詳しくは冒頭のブログ記事や、下記ページ等を見てみてください。

こちらの事例で面白かったのは、日本語・英語の2カ国語対応なんですが、2台の Echo Dot で役割を分けているという点。

ホテルの事例だと「デバイスの設定」で言語を切り替えて使っていたところを、あらかじめ利用したい言語に設定済みのデバイスを複数台用意してしまう、というアプローチですね。

ホテルのように台数が多かったり、多くの言語に対応するとなると難しいでしょうが、限定した使い方にしてしまえばこういう方針も取れるわけですね。今までこういう解決法があるという発想を持ってなかったので、なるほど!という感じでした。

また、記事内の動画を見るとよく分かりますが、日本語の Echo Dot は「アレクサ」、英語の方は「Amazon」とウェイクワードを別々のものにして、話したい言語じゃない方が起動しないような配慮もされています。

ウェイクワードの変更は、同じ場所で複数台デバイスを置くケースでの欠かせないテクニックとして、知っておくときっと役立ちそうですね。

まとめ

自分のスキル開発では、まだまだそこまでのレベルに達してませんが、「多言語対応スキルってどうやって作るんだろ?」と想像したことがあったので、実際に現場で導入されているこれらの事例はとっても勉強になりました。

今回紹介したのは多言語に対応する2種類のアプローチでしたが、@kun432 さんの記事内コメントにはより良いソリューションとして「Alexa for Business」「Alexa for Hospitality」というキーワードも挙げられていました。

「Alexa for Business」とかどんなものかもよく分かってないので・・・、今度ぜひ調べてみたいと思います。